アイシャドウパレットコレクターにとっては一目惚れでした。
基本的にルノアールと大好きなモネの作品をモチーフにしてること、箱から出すとブック型になってて小さな本のようでとても可愛いこと、表紙が油絵のような凹凸加工が施されてるところもこだわりを感じて感動しました。シャドウ1つ1つがオクタゴンの型に入ってるのもアンティーク感があって、そこも激上がりポイントでした。スクエアじゃないだけでこんなに印象が変わるものなんですね。
ただ、絵画とシャドウの色が合ってないので★マイナス1です。
可愛いイレーヌには、せめてイレーヌのドレスの水色を入れて欲しかったですし、睡蓮はモネが数多く描いた睡蓮の中でこの睡蓮を選んだのなら、青や緑や紫を入れて欲しかったです。左下のマルチカラーパールでそれを表現したんでしょうけど、実際肌の上に乗せるとピンクが強いので睡蓮感がないです。
ピアノを習う少女たちや花束や画家の庭なんて色カブってますよね…。その絵画である必要性を感じない中身になっちゃってると思います。(画家の庭もメインの青と緑が入ってない…)
日傘の女はメインの白、水色は左上の2色パールで表現してあとの色は真ん中右のマルチカラーでぶっ込んだんでしょうけど、やはりメインの緑が入ってない…なぜかピンクはある、という内容。
ラ・ジャポネーズはブロンド女性の髪の色が左下のゴールドシマーで入ってるし、左上のブラウンとアイボリーの2色シマーが扇を表現してて素晴らしいのですが、なんといってもメインの着物の赤と絶妙な色の背景です。これが入ってない…。
それらの色は真ん中右のマルチカラーパールで全部ぶっ込んだんでしょうけど、実際肌の上に乗せるとオパール色で、赤の存在感皆無です。とても残念。
あとどのパレットにも締め色のブラウンが入ってますが、以上のことを総括すると、絵画からインスピレーションを得たけど、ダイレクトにシャドウに反映させるのではなく日常的なメイクを気軽にできるような内容に仕上げる方を優先させた、という感じなのでしょうね。オフィスメイクやデートメイクにピッタリな感じを目指したように思えます。
でも個人的にはもっと絵画に使われてる色にリスペクトを込めて欲しかったです!
発想は大好きなので、これで終わりじゃなく、また他の絵画で新しいパレットを造って欲しいなと思ってます。
第二弾製作希望!!